第20位 BlackBerry 10の遅れ
2012年には再び、テクノロジ業界のすべての視線がResearch In Motion(RIM)に注がれたが、以前と同じく、その理由は良いものではなかった。経営難に陥っている同社は、ずっと先延ばしになっていたモバイルOS「BlackBerry 10」(最初は「BBX」と呼ばれていた)を2012年初めまでに発売する予定だった。その後、RIMはこの予定を2012年末に延期した。RIMが新しいソフトウェアと携帯電話の両方の発売を2013年1月30日に延期したことで、BlackBerryの熱心なファンは3度も期待を裏切られたことになる。
この待ち時間は、消費者にとってもビジネスパートナーにとっても長いものだ。実際のところ、RIMの株価急落や、2人体制だったCEOの辞任、市場シェアの縮小が何かの兆候だとすれば、世間はすでにBlackBerryを、タイプライターや謄写版印刷機と同じ運命へと追いやっている。しかし、今後の動きに注目しよう。それは、RIMが再度失敗すれば、2013年は同社がついにAndroidやiPhoneによってこの世から消される年になる可能性が高いからだ。