最近アップル関連ニュースが多い背景、次期iPhoneへの期待--Appleニュース一気読み

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 2月14日~2月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

10周年を迎える「iPhone」-次期モデルに関するうわさまとめ
10周年を迎える「iPhone」-次期モデルに関するうわさまとめ

 今週のAppleニュースは非常に多い。CNET Japanを定点観測していると、たまにこういう週がある。しかしこれは偶然ではなく、ライバルメーカーやスマートフォン業界でなんらかの動きがあるとき、ニュースがシャワーのように溢れてくることがある。今回の場合、世界最大のモバイル業界のイベント、Mobile World Congress(MWC)に先駆けて、というタイミングだろう。

 Appleは例年、9月のスペシャルイベントでiPhoneの新モデルをリリースし、欧米のホリデーシーズン、日本の年末年始、そして中国の春節といった商戦時期に向けて、iPhoneとともにApple製品の新モデルで勝負をする。

 第1四半期決算は、その前半戦とも言える10〜12月期の結果が出る。ちなみに2017年第1四半期決算は、iPhone、Mac、Apple Watch、そしてApp Storeを含むサービスの売上が過去最高を記録した好決算となった。

 iPhone 7シリーズの供給が落ち着かない状態ではあるが、すでに次のiPhoneに向けた情報戦が繰り広げられている。先週は、iPhoneがワイヤレス充電に対応するとの情報が流れ、Appleの業界団体への加入もそれを裏付けるものとなった。

 その他には、有機ELディスプレイパネルが採用されること、虹彩認証や3D顔面認証が個人認証の補助に使われること、また炭素シートを活用したスマホの放熱性能の改善、ホームボタンの廃止など、次期iPhoneに関するさまざまな技術や機能の話題が配信されている。

 しかし現状のiPhoneは、世界中で、価格の安いスマートフォンとの間で戦いを繰り広げている。日本でも、格安スマホの話題がメディアに溢れており、その矛先は価格が高いiPhoneに向けられているのが現状だ。

 AppleはiPhoneの付加価値を向上させることで、おそらく格安スマホを追撃するような低価格の新モデルをリリースすることは、少なくとも先進国ではしないだろう。iPhone SEがその戦略モデルとして位置づけられているが、iPhone 6sと同等の性能を誇り、iPhone 6sも併売されている現状からすると、向こう1年間は4インチモデルの刷新は難しいだろう。

「iPhone 8」は虹彩認証とOLEDも採用との情報(2/14)
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10周年を迎える「iPhone」--次期モデルに関するうわさまとめ(2/16)
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iPhone/iPadのシェアはともに1位に

 Appleは同社が作り出した現在のスマートフォン、タブレット市場を、引き続き支配する存在となった。

 iPhone登場から10年がたったスマートフォン市場。2016年に再び世界最大の販売台数へと返り咲いた。もちろん外部要因が大きい。2016年夏に発売されたライバル、SamasungのGALAXY Note 7は発火によって販売中止となり、大画面、高付加価値スマートフォン市場におけるiPhone 7 Plusのシェア拡大を後押しする結果となった。

 またタブレット市場は、世界の年間出荷台数は6.6%減少と、業界全体で厳しい状況が続いており、その減少を牽引しているのもまたAppleだ。2016年の出荷台数は4255万台で、14.1%減。しかしそれでもSamsungを引き離し、Appleがタブレット市場の首位を独走中でシェアは27%だ。

 Amazonが急進し、マーケットシェアの7%を確保する存在となった。比較的低価格で、電子書籍、音楽、ビデオと、Amazonのメディアサービスを利用することができることから、需要を喚起することに成功している。他方、Appleを初めとする既存のメーカーは、汎用性のアピールが響かなくなっている現状を、どのように打破するのか、注目している。

アップルが2年ぶり首位に返り咲く--世界スマートフォン販売台数(2/16)
アマゾンがタブレットで大躍進、アップルはそれでも独走(2/17)

Appleの開発者会議WWDC 2017、サンノゼで開催

 Appleは世界開発者会議WWDC 2017を、6月5日よりサンノゼで開催するとアナウンスした。これまで、サンフランシスコ市内のモスコーン・ウェストで開催されていたこのイベントだが、今回はAppleの本社クパティーノに近い、サンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターでの開催となる。

 チケットの申し込みは例年抽選となっており、2017年は3月27日午前10時からのスタートとなる。

アップル、WWDC 2017の開催を明らかに--6月5日よりサンノゼ新本社の近くで(2/17)

Apple TVは、新モデルとコンテンツで充実を図る

 Apple TVは、ストリーミングメディアをテレビで楽しむセットトップボックスとして2015年にSiriとアプリ対応を果たすアップデートを受けた。HomeKitでの活用や、ケーブルテレビ契約のシングルサインオンなど、機能の増強を行ってきた。

 TVアプリは、未来の番組表のような存在で、ライブ配信やビデオを串刺しにし、「次に見るべきコンテンツ」をまとめる役割を果たしている。

 Apple TV向けのアプリは充実が進んでいるが、やはりテレビに接続する性格上、エンターテインメントでの活用が中心。Apple自身もApple Musicを通じてPlanet of the Apps、Carpool Karaokeといったオリジナルコンテンツの配信を配信しはじめる。

 このような環境の中で、更なる後押しとなりそうなのがFacebookビデオだ。Facebookはライブビデオを中心に、映像の充実を図っている。しかしスマートフォンアプリやウェブブラウザでの映像体験は、テレビのそれとは異なり、短時間の視聴が中心となってしまう。

 そこで、Apple TVを初めとするセットトップボックスのサポートを行うことで、Facebookでシェアされるビデオの性格を変えていこう、と考えているようだ。

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その他

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