アプリを開発できる?
ならばぜひ売り込みに来てほしい。
それが、Appleの新しいテレビ番組「Planet of the Apps」の前提だ。Appleのインターネットおよびサービスを統括するEddy Cue氏が米国時間2月13日、RecodeのCode Mediaカンファレンスでのインタビューでそのように説明した。この番組では、著名人で構成される審査員らを前に、実際の「iOS」アプリ開発者が自分の作品を売り込み、審査員らはそのアイデアがなぜ素晴らしいか、あるいはつまらないかを伝える(「アメリカン・アイドル」のようなものと考えてよい)。
ジェシカ・アルバ、ウィル・アイ・アム、グウィネス・パルトローなどのスターが審査員を務め、アプリ開発者らに対し、そのアプリが誰かに気に入られそうかどうかを伝える。一般的なプレゼンテーションが行われるわけだが、ここで開発者や起業家が行うのは、エレベーターピッチならぬエスカレーターピッチだ。
60秒間続くエスカレーターの最後で、審査員は(「Tinder」流に)左または右方向にスワイプすることによって、そのアプリに対する評価の度合いを示す。視聴者も参加が可能で、アプリ上で左または右方向にスワイプすることによって、そのアプリの可能性に投票することができる。
この新番組は、AppleがNetflixやAmazonの動きに倣ってオリジナル番組を制作しようとしていることをうかがわせている。参加者は膨大な「Apple TV」視聴者に見てもらえることと、Appleの「App Store」での配信権の獲得に加えて、Lightspeed Venture Partnersからの数百万ドル規模のベンチャー投資を目指して競い合う。Lightspeed Venture Partnersは、Snapchat、Brocade、Fusion-ioといった企業を支援したことのあるアーリーステージのベンチャ―企業だ。
カリフォルニア州ダナポートで開かれたこのカンファレンスでは、同番組の制作でAppleと提携するPropogateの最高経営責任者(CEO)であるBen Silverman氏もCue氏とともに登壇し、アプリが人々の生活にますます大きな影響を与えていることをこの番組は反映していると語った。
この番組は2017年春、Appleの音楽ストリーミングアプリ「Apple Music」で独占配信が開始される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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