ラスベガス発--Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏はInternational Consumer Electronics Show(CES)で、いつも通りの楽観的な見方を示した。しかし、テクノロジ業界が厳しい状況にあるという現実的な認識も明確に示している。
Ballmer氏はCESでの基調講演を行った翌日、米国時間1月8日にCNET Newsとのインタビューで次のように述べた。「実際のところ、経済は低迷しているのではなく、ちょっとしたリセットが起きている。低迷とリセットは全く異なり、リセットがわれわれに意味することを真に突き止めようとしている」
Ballmer氏は「リセット」がMicrosoftに意味すること、「Windows Vista」から学んだこと、そして「Office」をウェブ上で提供することについて語った。最大の懸念事項は現在もGoogleであるとしながらも、最近はより多くの時間を経済問題に費やさねばならないことを認め、Microsoftが必要な調整を確実に実施できるようにしなければならないと述べた。計画中の削減対象(および人員)については詳細には言及しなかったが、近々何らかの変化があるのは明らかだ。
ここでは、そのインタビューを一部編集してお届けする。
Ballmer氏:Vistaについては、いうなれば、互換性を多少犠牲にしてセキュリティを改善するためにいくつかの選択をしたと考えています。Windows 7は、Vistaにある互換性の問題を取り去って構築でき、可能なら、ユーザーインターフェース、パフォーマンスをある程度調整できます。結局は、現在構築中のWindows 7をユーザーがどう評価するかです。1月の第2週にはベータ版のフィードバックが届き始めるでしょう。
Ballmer氏:わたしは強く迫ったりしていません。チーム自らが推し進めており、自分たちで達成目標を設定しています。もちろん7日に言った通り、準備が万端に整えば出荷します。その日が分かれば発表します。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス