MSバルマーCEOインタビュー--悩みの種は経済問題よりもグーグル - (page 3)

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル、編集部2009年01月14日 07時45分

--検索ビジネスは、Microsoftにとって間違いなく重要な領域です。Microsoftは販売を拡大できる提携をいくつか公表しましたが、それがGoogleに対抗するための必要な前進として十分でないのは明らかです。MicrosoftがGoogleを脅かす真のライバルとなるためには、ほかに何をしなければならないでしょうか。

Ballmer氏:努力あるのみです。つまり、一晩で変わるようなことではありません。誰もが合図をしてほしいと思っています。Microsoftには良い競争相手がいますが、同時に検索体験を改善し、差別化する絶好の機会に恵まれています。しかし、それは一晩でできることではありません。製品面の革新、マーケティング、ブランディング、流通における努力を続ける必要があります。そして忍耐強くあらねばなりません。

 わたしは新しいリリースが気に入っています。1年に2つのリリースを予定しています。卓越した才能を持つ人々の関心を集め続け、それでわれわれは興味深いことができます。Microsoftのキャッシュバックプログラムには、わたしが「対Google差別化ビジネスモデル」と呼ぶ点で、早い段階である程度の成果がありますが、努力を続けます。

--検索ビジネスに積極的に取り組んで4年になると言って差し支えないでしょうが、市場占有率がもっと上がることを期待していたのではありませんか。

Ballmer氏:そうかもしれません。Googleは強力な企業なので、われわれの知識や経験が足りなかったこと以外に原因があるのか分かりません。地道な努力をする必要があります。

--Yahoo全体を買収することには興味がないとしながらも、検索に関する取引は受け入れるとおっしゃいました。可能性はどの程度あると思いますか。

Ballmer氏:その可能性を狭めるわけがありません。今の段階では、おそらく、Yahooがそれを困難な状況にするのかわたしにも分からないと言っていいでしょう。Yahooは新しいCEOを探しており、今は成り行きを見守る必要があります。

--活発な議論はないと少し前におっしゃっていましたが、現在も変わりませんか。

Ballmer氏:ええ。おそらく、あまりお話ししない方がわれわれ双方に公平だと思います。

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