楽天モバイルは11月27日、ユーザー1人あたりの月間データ使用量が2024年10月時点で31.1GBに到達したと明かした。第3四半期(7〜9月)の29GBから伸長した。
同社の「Rakuten最強プラン」は、3GBまで968円、20GBまで2068円、20GB超過後は3168円の段階制だ。モバイル事業の収益拡大のためには、契約者数の拡大とともに、20GB以上を利用するユーザーの拡大が鍵となる。
SNSでの動画の普及で、1人あたりの通信量は楽天モバイルに限らず増加傾向にある。
なお、楽天モバイルに割り当てられた電波は、他キャリアより大幅に少ない。5GのSub6を除くと、1.7GHz帯が20MHz幅、700MHz帯が3MHz幅だけだ。
ユーザー数は11月時点で812万回線を突破し、1人あたりの通信量も増加するなか、今後も急増するデータ通信を楽天モバイルはさばけるのか。
この点について、楽天モバイルで常務執行役員 副CTOを務める竹下紘氏は「ところどころ、キツイ基地局が出ているのは事実」とコメント。対策については「5GのSub6を充足させていくのが容量対策の肝になる。4Gのトラフィックを5Gに逃がす事が重要」とも付け加えた。
なお、楽天モバイルは同日、5Gネットワーク拡充の取り組みを発表。関東地方において、2024年1月比で5Gエリアを2.1倍に拡大したことも明かした。
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