Chandra X線観測衛星で9つの楕円銀河の内部を調査することによって、科学者は、ガスがそれらの銀河の超大質量ブラックホールに向かって落ちていく速度を試算できるようになった。これらの画像のおかげで、彼らは高温のX線ガス内で電波を放射する泡を発生させるのに必要なエネルギーを試算することもできた。
この「NGC 4696」の合成画像には、巨大な高温ガスの雲(赤色)が写っている。この雲は、超大質量ブラックホール周囲の明るい白色の部分の両側で、直径1万光年の高エネルギーの泡(青色)を囲っている。この調査で撮影されたほかの銀河の画像も、同様の構造を示している(画像内の緑色の点は、銀河の外縁にある星団から放射された赤外線を示している)。
提供: X-ray: NASA/CXC/KIPAC/S.Allen et al; Radio: NRAO/VLA/G.Taylor; Infrared: NASA/ESA/McMaster Univ./W.Harris