【新幹線E6系「こまち」】
E6系は、秋田新幹線「こまち」に使われる車両。東北新幹線の「はやぶさ」とともに、2023年現在で日本最速となる、時速320キロの営業運転を実施している。
E6系をデザインしたのは、奥山清行氏。カーデザイナーとして、フェラーリのスーパーカー「エンツォ・フェラーリ」などをデザインしたことで知られる人物だ。
ちなみに、先頭部の複雑な形状は、高速運転時に問題となるトンネル微気圧波、いわゆる「トンネルドン」の低減を目的としたものだ。新幹線がトンネルに高速で突入すると、トンネル内で衝撃波が生まれ、トンネル出口で大きな騒音が発生してしまう。これを防ぐため、近年の新幹線では、複雑な先頭形状が増えているのだ。