スマートホーム業界の再編 2014年に行われた3つの大型買収によって、スマートホーム業界は再編が進んだ。 Nest Labsは2つの手を打ち、防犯用ウェブカメラメーカーのDropCamと、より堅牢なスマートホームハブに取り組んでいる企業であるRevolvを買収した。DropCamの買収により、Nestは市場でもっとも高品質な防犯カメラを手に入れた。同社が最高品質のスマートホームアクセサリーメーカーを目指しているのであれば、間違いなく正しい道に進んでいると言える。一方、Revolvの買収で重要なのはエンジニアだった。NestはRevolvが扱っていたハードウェアの販売は継続しないが、そのハブを開発したチームを迎えることによって、より多くの接続オプションを追求できる人材をそろえることができると述べている。このハブは、もっとも多くのスマートホームプロトコルをサポートしていた。 サムスンのSmartThings戦略ははっきりしない。SmartThingsの買収によって、サムスンは間違いなくもっとも革新的なスマートホームハブを手中に収める。同社はすでに、SmartThingsを大型スマート家電のコントロールポイントとして使用している。しかし、SmartThingsの最高経営責任者(CEO)であるAlex Hawkinson氏は、同社のプラットフォームは今後もオープンだと約束しているため、サムスンがこれを利用して自社専用のスマートホームブランドを立ち上げる可能性は小さいように見える。筆者は個人的に、サムスンが同社の大型家電と、ほかのスマートデバイスの間にどれだけの連携を許すかということに強い関心を持っている。家電メーカーは伝統的に、安全性を理由として、大型家電をほかのデバイスと接続させないようにしてきた。しかし、地下室の乾燥機が止まったら上の階の照明を点滅させるようなことが可能になれば、消費者も魅力を感じるかもしれない。
提供:Sarah Tew/CNET
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