「Lab126」として知られるAmazonの秘密のハードウェア部門が、新しいスマートホーム製品の開発に取り組んでおり、さらなる人材を必要としていると新たに報じられている。
Amazonは、カリフォルニア州のクパチーノとサニーベールを拠点とするLab126の従業員数を、今後5年間で少なくとも27%増員することを計画している。Reutersが米国時間9月24日、政府文書と、計画に詳しい情報筋らに基づく情報として報じた。計画が実施された場合、Reutersによると、AmazonのLab126に所属する従業員数は、2019年までに少なくとも3757人に増加する見込みだという。同部門の現在の従業員数は約3000人である。
Lab126は、「Kindle」や「Kindle Fire」など、Amazonで最も人気の高いハードウェア製品を生み出した部門だ。「Amazon Fire Phone」を考案し、開発した部門でもある。
Reutersによると、Lab126の従業員らは現在、スマートホーム製品に取り組んでいるという。どのような製品を開発中なのかは現時点では不明だが、Amazonは、インターネットに接続し、ユーザーがさらに細かく制御することのできるスマートホーム製品を目指していると報じられている。台所用洗剤や洗濯用洗剤といった日用品が残り少なくなった場合に1回のクリックで購入できる機能も備えた製品になる可能性がある。
AmazonのLab126は、最近発表された「Apple Watch」などと競合するウェアラブル機器も検討している可能性があると、Reutersの情報筋らは指摘している。
Amazonはこの報道に対するコメントを避け、電子メールによる声明で米CNETに対し、同社はうわさや憶測にはコメントしないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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