海外テクノロジ業界では、2014年も多くの企業が失敗や過ちを犯した。その中から最も大きな14の失敗を選び、写真とともに紹介する。 14. 「Google Barge」の唐突な幕切れ 「Google Barge」(Googleのはしけ)を覚えているだろうか。多数の輸送用コンテナで作られた謎の大型船だ。米CNETが最初に報じたGoogle Bargeは、当初はサンフランシスコ湾の中央に浮かぶトレジャー島に停泊していた。その後、メイン州ポートランドの港で2隻目のBargeが発見される。これらの建造物はテクノロジ界を魅了し、その目的についての憶測が飛び交った。Bargeは未来のデータセンターだったのだろうか。それとも、海に浮かぶ販売店だったのか。 GoogleはBargeが新技術を披露する移動式ショールームになる予定だと明かしたが、残念ながら、サンフランシスコのBargeは2014年前半にひっそりと、カリフォルニア州ストックトンの80マイル(約128.7km)東に移動された。ポートランドのBargeは解体され、輸送用コンテナは廃棄場に送られている。その理由は、火災など安全面での問題があると沿岸警備隊が判断したことだ。 大きな関心を集め、莫大な予算が組まれたと報じられたプロジェクトにしては、呆気ない幕切れだった。
提供: Daniel Terdiman/CNET
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