3. Satya Nadella氏の失言
Microsoftの新しいCEOであるSatya Nadella氏は、概ね好調なスタートを切った。同社はNadella氏の新しいソフトウェアとサービスの戦略に向かって素早く動いているようだ。「Surface」タブレットまでもが盛り上がりを見せ始めている。しかし、Nadella氏は地雷原に足を踏み入れてしまった。テクノロジ分野の女性は昇給を求めるべきではなく、制度(現在の制度では、女性は男性の同僚に比べて給料が安い)が自分の面倒を見てくれることを信じるべきだ、という主旨の発言をしたからだ。同氏は「昇給を求めることにあまり意味はなく、キャリアを重ねていけばそれに見合った昇給を制度が与えてくれることを知り、信頼することが重要だ」と述べた。最悪だったのは、「Grace Hopper Celebration of Women in Computing」(女性技術者団体の会合)でこの発言をしたことだ。Nadella氏はすぐに発言を撤回し、自分のコメントは意味が不明瞭だったと述べた。その翌日、自分は完全に間違っていたと語っている。それでも批判は収まらなかった。同氏は自分自身、そして女性とテクノロジに対する考えを擁護することに10月の大半を費やした。Microsoftで働く女性は1つの教訓を得た。昇給を求めたら、上司は耳を傾けてくれる。
提供: James Martin/CNET