Googleは米国時間6月23日、コンシューマー版「Gmail」メッセージの内容に基づいてパーソナライズ広告を提供することを年内にやめると発表した。
「G Suite」のビジネス版Gmailと同様に、コンシューマー版Gmailの内容を広告用に使用またはスキャンすることをやめるという。
Google Cloud担当シニアバイスプレジデントのDiane Greene氏は、「G Suiteの顧客と、無料のコンシューマー版Gmailを使用するユーザーは、Googleがプライバシーとセキュリティを最優先に考えて革新を続けていくと確信できる」とブログに記した。
これによって、製品全体にわたる広告のパーソナライズに関するGoogleの方針が、より一貫したものとなる。ほかのGoogle製品では、ユーザーの設定に基づいてパーソナライズ広告が作成されている。ユーザーはこの設定をいつでも変更可能で、広告のパーソナライズを無効にすることができる。
Googleは過去に電子メールの取り扱いを巡って法的な問題に直面した。2014年にはサービス規約を更新し、パーソナライズ広告を提供するために電子メールをスキャンしていることを明示的に記載していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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