Appleは、「iPhone」用プロセッサーを搭載した低価格の「MacBook」を発売する計画だと、TF International Securitiesの著名アナリストであるMing-Chi Kuo氏が米国時間6月30日に「X」へ投稿した。
この投稿によれば、このMacBookは約13インチのディスプレイと、「iPhone 16 Pro」と同じ「A18 Pro」プロセッサーを採用する。量産は2025年第4四半期から2026年第1四半期に始まる見込みだという。標準のシルバーに加えて、ピンクやイエローなどのカラーバリエーションが増える可能性もある。
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) June 30, 2025
Appleは2026年に500万~700万台の出荷を目指しているとされる。A18 ProチップはMシリーズより性能が劣るものの、2020年の「M1」チップと同等であり、日常的な作業には十分な処理能力を備えている。
Appleの広報担当者はコメントの依頼に直ちに応じなかった。
Consumer Intelligence Research Partnersによると、2024年に出荷されたMacのうちMacBook Proが53%、MacBook Airが33%を占めた。MacBookシリーズの人気にもかかわらず、Statistaによれば世界PC市場におけるAppleのシェアは9.2%にとどまる。レノボ、HP、DellがAppleより高いシェアを握っており、これはおそらく広範な製品ラインアップと法人向け販売によるものとみられる。
現行のMacBookより安価なA18 Pro搭載モデルが登場すれば、低価格帯PCの販売を奪い、「macOS」を価格に敏感な消費者にも普及させる可能性がある。さらにA18 ProはAppleのAI機能群「Apple Intelligence」をサポートするため、より多くのノートPCユーザーにAIをもたらすことにもなる。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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