アップルが注目するAR、ティム・クックが語ったこと--Appleニュース一気読み

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 2月7日~2月13日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

アップルのクックCEO、ARにあらためて期待示す:「スマートフォンのような大きなアイデア」-The Independent
アップルのクックCEO、ARにあらためて期待示す:「スマートフォンのような大きなアイデア」-The Independent

 AppleのCEO、Tim Cookは、欧州訪問をTwitterで報告している。フランス、ドイツを訪問し、デザインの現場や教育機関を訪れ、また現地のメディアのインタビューにも応じている。

 その中で関心を寄せていたのが拡張現実(AR)だ。

 Appleはドイツの光学機器メーカーCarl Zeissと共同で、軽量のメガネ型デバイスを開発していると報じられている。そうした背景とともに、今回Cookが語ったThe Independentとのインタビューを聞くと、より積極的に取り組んでいることが垣間見える。

 「(ARは)スマートフォンのような大きなアイデアだと思っている」「スマートフォンは万人向けだ。われわれはiPhoneについて、特定のユーザー層や国、市場を想定する必要がない。すべての人々に向けたものだ。ARはそれほど大きなものだと私は思う。非常に大きい。多くの人々の生活を向上させる可能性があるどれだけのことをそれが成し得るかと考えるとわくわくする」

 これはGoogleやFacebookが推進しているVRとの違いを意識しての発言ともとれる。VRは、ゴーグルを装着し、より高い没入感や、異なる世界へ連れて行ってくれる感覚が面白い。何より、世界観をすべて作り出せるため、コンテンツ制作はしやすいととらえることができる。

 他方、非常に高い技術レベルも要求される。長時間の体験で酔わないためには、体の動きとゴーグル内の表示にズレ(レイテンシ)があってはならず、これを現状のスマートフォンで実現することはまだ難しい。

 ARは、VRほどコンテンツの「境界」を固めることができないため、常に現実世界との共存や連携が求められる。その点で、コンテンツ制作も、実社会とのインタラクションや問題解決が必要となる。AppleがARにより注目している理由も、iPhoneが生活ツールへと昇華した現在から考えると合点がいく。

 また、2016年から世界中に混乱をもたらしてきたフェイクニュースについても、Tim Cookはコメントしている。フェイクニュースは人々の心をむしばんでいるとし、「われわれには現代版の公共広告キャンペーンが必要だ。意志があれば、すぐにできる」としている。

 また、真っ先に教育すべきは子どもたちだとの考えも示しており、教育に力を入れていくAppleの姿勢とも合致するものだ。

アップルのクックCEO、ARにあらためて期待示す:「スマートフォンのような大きなアイデア」--The Independent (2/9)
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アップルのクックCEO:偽ニュースは「人々の心を蝕んでいる」 (2/13)

中国で、AppleがXiaomiを抜き返すが……

 中国のスマートフォン市場は激戦が続いている。iPhone 6で大きく伸びたAppleを追い落としたのは、中国のAppleとも言われるXiaomiだった。しかし2016年になると、そのXiaomiは36%減と振るわず、23%減だったAppleに販売台数抜かれて5位に転落、Appleは4位だった。トップとなったのは、中国メーカーのOPPOで、Huawei、Vivoと続く。

 Androidスマートフォンメーカーは、依然として薄利多売の状態が続いており、収益性は非常に低い。それでも、大量のスマートフォンを作り続けながら、ブランド認知を広め、他のビジネスへの展開を試みている。スマートフォンが起点というアイデアは、Appleのそれと共通している。

「中国のアップル」Xiaomiが5位に後退、アップルに抜かれる--IDC中国市場調査 (2/7)

次期iPhoneへのワイヤレス充電対応

 次期iPhoneについては、iPhone 8、iPhone 7s、iPhone 7s Plusの3シリーズになるとみられており、いずれのモデルについても、ワイヤレス充電機能が追加されると予想されている。ワイヤレス充電機能は防水機能と並んで、Androidスマートフォンにとって機能面でiPhoneを上回る要素の1つだった。

 Appleは、Wireless Power Consortiumに加入していることが確認されている。WPCはQi規格の業界団体で、200社を超えるメーカーが参画している。このことから考えると、次期iPhoneではQiによるワイヤレス充電をサポートし、既存の充電機器も利用できると考えられる。

次期「iPhone」は全モデルでワイヤレス充電に対応か(2/13)

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