Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、これまでにも拡張現実(AR)に対する関心を表明していたが、スマートフォンが世界中の人々に与えたような画期的な影響力をこの技術がもたらすと考えているようだ。
「スマートフォンのような、大きなアイデアだと思っている」とCook氏はThe Independentとのインタビューで述べた。「スマートフォンは万人向けだ。われわれはiPhoneについて、特定のユーザー層や国、市場を想定する必要がない。すべての人々に向けたものだ。ARはそれほど大きなものだと私は思う。非常に大きい。多くの人々の生活を向上させる可能性があるどれだけのことをそれが成し得るかと考えるとわくわくする」(Cook氏)
ゴーグルを装着したユーザーに心躍る新しいデジタルの世界への没入感を与える仮想現実(VR)とは異なり、ARは現実の世界に画像やデータを重ねるものだ。今日最もよく知られるARの例が「Pokemon Go」で、道路や公園を散策するプレーヤーのスマートフォン画面の中にポケモンが出現する。
Appleは、ドイツの光学機器メーカーCarl Zeissと共同で、軽量のAR/MR(複合現実)メガネを開発中であると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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