より軽量で抽象度の低い、さまざまな3Dグラフィックスインターフェースが最近になって登場してきているなか、Appleは米国時間2月7日、ウェブ向けの新たな3DグラフィックスAPIの策定を提案した。「Vulkan」やAppleの「Metal API」などで実現されてきたメリットをウェブ開発者にもたらすことがその狙いだ。
AppleのDean Jackson氏の説明によると、ウェブ開発者は今日のウェブページ上ではcanvas要素内で、OpenGL ES 2.0仕様に準拠したWebGLを用いることで3Dグラフィックスを利用できるものの、VulkanやMetalはOpenGLを使用していない、つまり同じプラットフォーム上に存在していないため、新たなAPIが必要になるという。
Jackson氏によると、新たなAPIはGPU上の汎用目的の計算能力を、インターネットに向けて、安全に利用できるかたちで公開するものになるという。
Appleは規格を提案したわけではなく、同社の「Metal Shading Language」に基づいた「WebGPU」のプロトタイプを提供し、議論のきっかけにしようとしている。
また同社は、WebGPU関連の標準の策定に向け、「GPU on the Web」(ウェブ上のGPU)と称するW3Cのコミュニティグループの設立も提案している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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