(編集部注:米CNETによるサムスン「Galaxy S6」のレビューを複数回に分けて翻訳して公開します。続編は後日公開予定です)
第1回より続く。
ベンダーアプリはあらかじめいくつかのフォルダに分類されており、すっきりとした見た目になっている。Googleのアプリやサービスをまとめたフォルダのほか、新パートナーのMicrosoftのフォルダ(ここにはSkypeや「OneDrive」などが含まれる)が用意されている。さらに、フォルダの色を編集することもできる。
「Milk Music」「Milk Video」「S Health」など、一部のサムスン製アプリは今回もプレロードされている。これらのアプリは、Appleの「iTunes Store」と「Health」に対するサムスンからの回答だ。「S Voice」もこれまでどおりプレロードされている。サムスンやパートナーの他のアプリを利用するには、ショートカットを開いて、「Galaxy Essentials」「Galaxy Gifts」というウィジェットからアプリを選択する。Giftsにはキーボードアプリ「Fleksy」も含まれており、S6シリーズでは無料で利用可能だ。
一部のプレロードアプリは、不要であれば他よりも簡単に無効にできる(アプリトレイ上で「Edit」を押す)が、完全に削除することはできない。デフォルトの「Android 5.0」では可能かもしれないが、サムスン製端末ではできない。
サムスンは自慢していないが、S6のディスプレイには、高感度のタッチスクリーンが組み込まれているようだ(GALAXYシリーズの旧モデルではオプションだった)。このオプションは「Settings」メニューから消えたが、筆者は爪だけを使ってスクリーンを操作することができた(ソフトキーは無理だった)。綿毛で覆われたシュニール手袋ではうまく操作できなかったが、手にぴったりとフィットする革手袋なら問題ないはずだ。
S6にプレロードされた壁紙の中には、スクリーンを左右に回転させたときに、ちょっとした視差効果を与えるものもある。つまり、アイコンは固定されたままだが、背景が少し動く。筆者は2つの壁紙でこの効果に気づいた。視差効果が有効だと、少しだけ奥行きが増すように感じられる。他のスマートフォンの壁紙でも同じ視覚効果を得られる。
強化された指紋リーダーについて前編で触れたが、これはロック解除のためだけの機能ではない。S6で「Samsung Pay」を使ったモバイル決済も可能になる。Samsung Payは2015年夏に米国と韓国で提供が開始される予定だ。次にどの市場で提供されるかは明らかになっていないが、同機能の仕組みは既に判明している。Samsung Payについてのハンズオン記事を参照してほしい。
Samsung Payの提供が開始されるまでの間は、「Google Pay」(S6に内蔵の近距離無線通信、つまり、NFCテクノロジを使用する)や他のさまざまな決済アプリを利用するといい(「Google Wallet」をインストールしてNFCを有効にするだけで、「Tap and Pay」内の「NFC and Payment」サブメニューにGoogle Walletが表示される)。
16メガピクセルのカメラは背面から若干突き出ており、解像度は、より大型で2014年に発売された「GALAXY Note 4」と同じだ。レンズ自体は「GALAXY S5」からアップグレードされており、背面カメラのF値はS5の2.2から1.9に向上している。
S6とS6 edgeは、光学式手ぶれ補正機能を搭載する2番目のGalaxyシリーズスマートフォンとなった(最初はNote 4と「GALAXY Note Edge」)。写真の手ぶれを防いでくれるはずだ。新しい自動ハイダイナミックレンジ(HDR)機能の搭載により、景色など、特定のシーンの画質を高めるために調整を行う必要がなくなった。同様に、ホワイトバランスも自動的に調整される。
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