前面には広角の自撮り用5メガピクセルカメラが搭載された。サムスンは、暗所で撮影する写真の画質が向上したとしている。Note 4と同様、本体背面のセンサをタップして、自撮り写真を撮影することが可能だ。背面カメラで自撮り写真を撮影する別のサムスン撮影モードをダウンロードすることもできる。
標準のカメラアプリは、すっきりしていてシンプルだ(また、「HTC One M9」の標準カメラアプリに似ている。おそらく、いずれもAndroid 5.0を採用しているからだろう)。
スクリーン上の左端と右端のコントロールには、エフェクトやタイマー、さらに、オートフォーカストラッキングや音声操作といった詳細なオプションにアクセスできる各種設定が含まれる。一方、右側の「Mode」ボタンを押すと、パノラマやスローモーション(2歳児に使用すると、とてもおもしろい)などのエフェクトを使用できる6種類の代替モードが表示される。プロモードでは、マクロやホワイトバランスの設定を細かく調節することができる。「Virtual Shot」では奇妙なGIFファイル風の効果を適用できるが、これを必要とする人が本当にいるのか疑問だ。
一方、「Gallery」内の編集アプリは、独自の機能を多数備えている。例えば、Instagramと親和性の高い機能を搭載する筆者お気に入りのコラージュツールや、顔をスリムにしたり、目を大きくしたりできるポートレートエディタなどがある。筆者はこの機能を気味悪く感じるが、多くのユーザーはこうした手術を伴わない整形機能を気に入っているようだ。
米CNETは別の記事で、Galaxy S6で撮影した写真をiPhone 6、HTC One M9と比較した。S6とiPhoneは互いに相手より優れている点と劣っている点があるが(明確な優劣はないものの、カラーや露出の処理方法に若干の違いがある)、どちらもOne M9より優秀だ。ぜひこの記事を参照してほしい。一方、本記事では、S6自体のカメラ性能を確認できるように、サンプル写真を何枚か掲載している。
ほとんどのカメラと同様、屋外で撮った写真や十分な照明の中で撮影された写真は、屋内の人工照明だけで撮影されたものよりはるかに画質がいい。屋内で撮影された人の顔は、奇妙なプラスチックのマスクをかぶっているように見えることもある。しかし、それはS6やサムスン製端末だけの特徴ではない。
一方、クローズアップ写真の画質は素晴らしく、使い古したテニスボールの毛の1本1本を表現し、影も鮮明にくっきりと写し出すことができる。
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