サムスン電子がワイヤレス充電で先鞭をつけた。
主要なワイヤレス充電規格の1つ「PMA」を手がけるPowermat Technologiesで最高経営責任者(CEO)を務めるThorsten Heins氏はそのように語り、今後ワイヤレス充電に対応するサムスンのあらゆるスマートフォンにこの規格が搭載されると述べた。
サムスンは、バルセロナで現地時間3月1日に発表した最新の主力スマートフォン「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」にこの機能を統合することにより、ワイヤレス充電で大きな賭けに出た。このような知名度のあるデバイスでワイヤレス充電に対応することは、何年も注目されずにいたこの機能の認知度や需要を生み出すのに大きく貢献する可能性がある。
問題の1つは互換性だ。Power Matters Alliance(PMA)が採用するPowermatの規格は、Wireless Power Consortium(WPC)が提唱している別の規格「Qi」を利用する充電用パッドとの相性があまりよくない。サムスンは、QiとPMAの両規格を含めることでこの問題を回避した。
Heins氏によると、サムスンは今後のデバイスでPMA規格に力を入れる意向だという。
サムスンの広報担当者は今後のデバイスについてコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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