複数の情報筋が米CNETに述べたところによると、サムスンの米国モバイル事業担当最高マーケティング責任者(CMO)を4年近く務めたTodd Pendleton氏は今週、4月に同社を去る意向であることを同僚に伝えたという。Pendleton氏の直属の部下数名も既にサムスンを去ったか、ほかの部署に配置転換された、と情報筋は述べた。
サムスンとPendleton氏にコメントを求めたが、すぐに得ることはできなかった。
Pendleton氏は、サムスンのモバイル市場での躍進に中心的な役割を果たした人物の1人として賞賛されてきた。同氏のチームは評判のよかった「Next Big Thing」マーケティングキャンペーンを主導した。同キャンペーンはAppleのデバイスと熱狂的ファンを嘲笑し、サムスンの「GALAXY S3」が少なくとも一定期間、世界で最も販売台数の多いスマートフォンになるのに貢献した。サムスンは米国のすべての携帯電話キャリアに対して、同スマートフォンを同一ブランドの下で同時に発売することを納得させたので、GALAXY S3の複数のモデルをマーケティングする必要がなくなり、Pendleton氏とそのチームは(広告代理店の72 And Sunnyとともに)単一の大規模なキャンペーンを展開することができた。
Pendleton氏は2014年、サムスンのAppleに対する知的財産侵害訴訟で証言し、サムスンがスマートフォンの世界で一番になるのを助けたのは同氏のチームであり、「iPhone」の模倣ではない、と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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