logo

MSの音声アシスタント「Cortana」の実力は--「Siri」「Google Now」と比較 - (page 3)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年04月23日 07時30分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 どんな質問をどのようにするかによって、音声アシスタントごとに結果が異なる場合がある。どの音声アシスタントも、ユーザーの発音の明瞭さや表現の適切さに少々うるさいようだ。例えばSiriは、筆者が「What time is Captain America playing tonight?(『Captain America』は今夜いつ上映されるか)」と聞くと、理解しなかった。代わりに返ってきたのは、New York Metsの試合のスケジュールだった(これは何度か起こったことだ)。少し言葉を選んで、「What are showtimes for Captain America tonight?(今夜の「Captain America」の上映時間は何時か)」と聞くと、映画の正しい時刻が返ってきた。

 同じようなちょっとした不具合は、Cortanaでもあった。「Captain America」のスケジュールを検索すると、映画のスケジュールが表示されるが、「The Lego Movie」を検索すると、「Bing」の検索結果リストが表示された。


フライト状況を追跡するのはSiriの得意分野ではないが、Google NowやCortanaでは可能だ。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

 Cortanaは、「What's the status of United 931?(ユナイテッド航空931便の運航状況は?)」と聞くと、きちんと運航状況を答えた。Google Nowも負けてはおらず、同じ結果をカードの形ではっきりと表示した。しかしSiriは筆者の質問に、一目で分かる運行状況ではなく、ウェブ検索を返してきた。

5. 経路案内

 音声操作による経路案内は、3つの音声アシスタントすべてで完全に機能した。経路案内は、例えば「Navigate me to Palo Alto(パロアルトまでの経路を教えて)」のように話しかけて利用する。

 音声アシスタントでは住所の検索(必ずしもその住所までの経路案内は必要ではない場合)も可能だ。「What is the address for the Exploratorium?(エクスプロラトリアムの住所は?)」と聞いた場合、3つの音声アシスタントすべてが正しく回答した。ただし最終的には、であるが。最初に試したときには筆者は屋外にいたのだが、具体的な結果を返してきたのはSiriだけだった。ほかの2つはリンクのリストを表示した。

この場合、最も文脈に応じた情報を提供したのはCortanaで、電話番号を示したり、徒歩での道順を表示するかを聞いてきたりする。
この場合、最も文脈に応じた情報を提供したのはCortanaで、電話番号を示したり、徒歩での道順を表示するかを聞いてきたりする。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

 Google Nowのみで失敗するオンデマンドのコマンドはもう1つある。それは「How long will it take me to get home?(自宅までどのくらいかかるか)」と聞いた場合で、カードでの回答ではなく検索結果が表示される。そうは言っても、Google Nowのカードはユーザーの通勤状況を積極的に予測するため、そうした情報は利用可能だ。

6. リマインダーと人との関係

 Siri、Google Now、Cortanaはどれも、「Remind me to make a dentist appointment on Tuesday(火曜日の歯医者の予約をする)」といったシンプルなリマインダーの設定ができるが、Cortanaではリマインダーの時刻を確定する必要がある。Siriは時刻を確定せずにリマインダーを設定できるのに対して、Cortanaは(そしてGoogle Nowも)ユーザーにスケジュールを設定するように促す。

 Cortanaには、リマインダーを連絡先と結びつけるという、独自の賢い機能がある。例えば「The next time Dan and I talk, remind me to ask about the game(次にダンと話す時に、あのゲームについて聞く)」というようなリマインダーだ。この内容に一致する連絡先が複数あれば、Cortanaは連絡先のリストの中から選ぶように促す。次にテキストメッセージを送るか電話をかける時には、Cortanaのトレードマークである赤い円が大きく描かれた画面が立ち上がってリマインダーが表示され、ユーザーはそのリマインダーを完了するか、次回に延期するか選ぶことができる。

リマインダーを人や場所にリンクすると、Cortanaは、ユーザーの場所、または通話やテキストに結びつけられたアラートをポップアップ表示する。
リマインダーを人や場所にリンクすると、Cortanaは、ユーザーの場所、または通話やテキストに結びつけられたアラートをポップアップ表示する。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

 Siriと同様にCortanaでも、人々や場所と自分との関係を設定でき、例えば電話をかけたりテキストメッセージを作成したりする時に、相手の姓名を言うのではなく、「Mom(お母さん)」や「Dad(お父さん)」「My brother(兄、弟)」、あるいは単に「Amy」と言って相手を指定することが可能だ。

 Cortanaでは、MicrosoftがCortanaの「Notebook」と呼ぶ設定メニューの一部である「Inner Circle」画面を通じて、こうした関係を手動で設定する。しかしSiriやGoogle Nowでは、ユーザーは自分との関係を単に「Aidan is my brother-in-law(Aidanは私の義理の兄弟)」と言うだけで設定できる。Microsoftも、より便利なこのアプローチを採用するべきだ。

続柄を手動で追加することを求める音声アシスタントはCortanaだけだ。
続柄を手動で追加することを求める音声アシスタントはCortanaだけだ。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]