MSの音声アシスタント「Cortana」の実力は--「Siri」「Google Now」と比較 - (page 2)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年04月23日 07時30分

SiriおよびGoogle Nowとの比較

 筆者は音声アシスタントをテストするために、最新バージョンのCortana(Windows Phone 8.1搭載のLumia Iconを使用)、Siri(「iOS 7.1」搭載の「iPhone 5」を使用」)、Google Now(「Android 4.4.2」搭載のサムスンの「GALAXY S5」を使用)に向かって同じ音声コマンドを話した。使用した音声コマンドは多くの場合、言葉の句切り方が結果にどう影響するかを確かめるために、複数の文法構造があるものを選んだ。ここからは、ユーザーが音声アシスタントに命令することが多いアクティビティのいくつかを比較する。さらに各システムの反応を見るため、少し変わった質問もいくつかした。

1. 通話、テキストメッセージ、電子メール

 通話やテキストメッセージ、電子メールの起動は、音声コマンドの最も一般的なアクションの1つだ。Cortanaはテキストメッセージや通話のコマンドを問題なく認識する。さらに、「Call Mom and Dad on speakerphone(お母さんとお父さんにスピーカーホンで電話)」のような、多少複雑な聞き取りもできる。これはSiriでも行える(「Google Voice」ではできない)。

3つの音声アシスタントのなかで句読点の扱いが最も優れていたのはSiriだ。
3つの音声アシスタントのなかで句読点の扱いが最も優れていたのはSiriだ。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

 しかしCortanaは、「Send email to(〜に電子メールを送信)」や、「Compose email to(〜宛てのメールを作成)」のような言葉を使って電子メールを作成することはできない。これは現時点での大きな欠点だが、おそらくMicrosoftは次回のアップデートで修正するだろう。(注:Cortanaに「Outlook」を起動するように命令してから、マイクロフォンボタンを押して音声入力することはできるが、回避策としてはまどろっこしい)

 Microsoftが改善する必要があるもう1つの点は、音声でメッセージを作成する際の句読点の認識だろう。例えば「Hey [comma] how's it going [question mark](やあ[コンマ]元気[クエスチョンマーク])」と言った場合には、音声アシスタントは常に「Hey, how's it going?(やあ、元気?)」と書くべきである。しかしCortanaは対応する記号を挿入するのではなく、ユーザーの言ったことを文字通り受け取って「comma(コンマ)」や「question mark(クエスチョンマーク)」という単語を追加してしまう。Siriは両方の記号を表示した。Googleのシステムでは1つだけだった。

2. アラームと予定の作成

 アラームは3つの音声アシスタントすべてでうまく設定できた。「Set alarm for 6:00 a.m.(午前6時にアラームを設定)」のように、午前6時という具体的な時刻だけでなく、「Wake me up in 5 minutes(5分後に起こして)」のように時間の長さを設定することもできる。少し面白いのは、CortanaとSiriは「Cancel alarm for 6:00 a.m.(午前6時のアラームをキャンセル)」という具合に、アラームを声でキャンセルできるが、Google Nowではできない点だ。

CortanaとSirはアラームのキャンセルができる。
CortanaとSirはアラームのキャンセルができる。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

 この点は、カレンダーの予定でも同じだ。「Schedule appointment for…(~の予定を作成)」というように、スケジュールを作成するのは簡単だが、CortanaとGoogle Nowではスケジュールを手動で削除する必要がある。Siriだけは「Cancel appointment for…(~の予定をキャンセル)」と伝えて、予定をカレンダーから外すことができる。

3. アプリとシステムの設定

 Cortana、Siri、Googleの音声アクションはすべて、「Open Yelp(Yelpを起動)」といったユーザーの声に応答して、ダウンロード済みのアプリを起動する。ただしCortanaとSiriでは、設定の操作ができる。例えば「Turn Wi-Fi on(Wi-Fiをオン)」や「Turn Wi-Fi off(Wi-Fiをオフ)」で、Wi-FiやBluetoothのオンオフを切り替えられる。

Google Nowはシステム設定を扱えないが、CortanaとSiriでは可能だ。
Google Nowはシステム設定を扱えないが、CortanaとSiriでは可能だ。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

4. 事実関係、数値、飛行機の運航状況

 3つの音声アシスタントにチンギス・ハンの誕生日、エベレストの標高、スポーツの試合結果、天気をたずねると、同じ結果が返ってくる。その結果は、回答が上部、より詳しい情報やウェブリンクが下部というように分けて、読みやすい形式で表示される。

 さらにどの音声アシスタントでも、通貨を換算したり、ほかの都市の時刻を調べたりできる。Siriはこれらに、時計の表示と為替変動グラフをそれぞれ追加することで、背景情報を最も多く伝えている。奇妙なことにCortanaでは、ムンバイやロンドンの時刻は分かったが、台北の時刻は分からなかった(代わりに検索結果のリストが表示された)。これはおそらくCortanaのベータ版の状態の機能であり、Microsoftによって今後改良されるだろう。

通過換算において文脈に応じた追加の情報を最も表示するのはSiriだ。
通過換算において文脈に応じた追加の情報を最も表示するのはSiriだ。
提供:Screenshot by Jessica Dolcourt/CNET

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