第10位:Yahooメールで迷走するYahoo 米Yahooの最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏は、窮地に立たされているこの会社(検索の会社なのか、エンターテインメントの会社なのか、ショッピングの会社なのか分からないが)にとってプラスの力になっているように見える。Mayer氏は確かにYahooの注目度を高めたし、同社に多少の活気をもたらしている。Katie Couric氏もYahooに加わった。 しかし月並みな言い方だが、多くの方面で成果はまだ出ていない。そしてMayer氏のこれまでの短い在任期間が失敗と無縁だったわけではない。同社のイメージを変えようという取り組みの1つに「Yahoo Mail」の手直しがあるが、Yahoo Mailは「安っぽいGmail」と思われることが多い。Googleから来たMayer氏が、Yahoo Mailをすっきりした最新式のものにしようとするのは大きな驚きではない。しかしその反応は、同氏にとって意外なものだっただろう。 Yahooの従業員でYahoo Mailを使っているのがわずか25%であることも、状況を不利にしている。 そのほかにMayer氏が実施した大規模で注目を集めた変更の1つが、従業員の在宅勤務を禁止したことだ。同氏の意図は分かる。人々に責任感を持たせ、チームとしての意識を生み出すことだ。しかしYahooがMayer氏のオフィスのすぐそばに、同氏の子どものための託児所を設置した直後でなければ、すべてはもっとうまくいっていただろう。
提供: Yahoo
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