米CNETが選ぶ2013年テック業界の出来事ワースト10 - 10/11

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年12月23日 07時30分
第2位:NSAの大規模監視活動をめぐるスキャンダル

 どこから始めようか。6月には、米国家安全保障局(NSA)と同局のPRISMプログラムを巻き込む機密漏えいが起こった。NSAはテクノロジ企業や通信企業を通じて、通話記録や電子文書、そのほかの個人データを入手していた。

 この漏えい事件をきっかけに、政府の国家安全保障上の優先事項と、個々の市民の自由との間のバランスをめぐって激しい論争が起こった。そしてこの事件は今でも、NSAや米政府全体にとって大きな打撃となっている。

 報道が続く中、機密漏えい事件に関与していた人物としてEdward Snowden氏が浮かび上がった。同氏はNSAの元契約職員であり、漏えい源であると明かされた。Snowden氏が最終的に飛行機でロシアに向かったことから、同氏がさらなる国家機密を、米国にとって最大の「フレネミー」(敵であると同時に友人である者)であるロシアに提供するのではないかという懸念が巻き起こった。この懸念は現実とはならなかった。同氏は1年間の滞在許可を与えられたが、米国は引き続き同氏の身柄引き渡しを求めている。

 さらに悪いのは、漏えいした情報によれば、NSAがほかの数カ国の首脳や国民に対してスパイ活動を行っていたとされることだ。その対象国には、「Five Eyes」と呼ばれる諜報活動に関する協定の加盟国(英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)も含まれている。こうした驚くべき新事実が、米国に影響を与えただけでなく、国際社会や一般市民の激しい怒りを引き起こしたことは確かだ。
Scroll Right Scroll Left

第2位:NSAの大規模監視活動をめぐるスキャンダル

 どこから始めようか。6月には、米国家安全保障局(NSA)と同局のPRISMプログラムを巻き込む機密漏えいが起こった。NSAはテクノロジ企業や通信企業を通じて、通話記録や電子文書、そのほかの個人データを入手していた。

 この漏えい事件をきっかけに、政府の国家安全保障上の優先事項と、個々の市民の自由との間のバランスをめぐって激しい論争が起こった。そしてこの事件は今でも、NSAや米政府全体にとって大きな打撃となっている。

 報道が続く中、機密漏えい事件に関与していた人物としてEdward Snowden氏が浮かび上がった。同氏はNSAの元契約職員であり、漏えい源であると明かされた。Snowden氏が最終的に飛行機でロシアに向かったことから、同氏がさらなる国家機密を、米国にとって最大の「フレネミー」(敵であると同時に友人である者)であるロシアに提供するのではないかという懸念が巻き起こった。この懸念は現実とはならなかった。同氏は1年間の滞在許可を与えられたが、米国は引き続き同氏の身柄引き渡しを求めている。

 さらに悪いのは、漏えいした情報によれば、NSAがほかの数カ国の首脳や国民に対してスパイ活動を行っていたとされることだ。その対象国には、「Five Eyes」と呼ばれる諜報活動に関する協定の加盟国(英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)も含まれている。こうした驚くべき新事実が、米国に影響を与えただけでなく、国際社会や一般市民の激しい怒りを引き起こしたことは確かだ。

提供: Guardian/Screenshot by CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]