第8位:そのデータは誰のものか Facebookのプライバシー問題がまた新たに持ち上がった。今回はFacebookの利用規約改訂案という形で現れた(同社は「Sponsored Stories」(スポンサー記事)訴訟の和解のために、利用規約自体を変更しなければならなかった)。この改定案では、ユーザーの写真や情報、コンテンツが、商用コンテンツやスポンサー記事などのコンテンツと関連して使用される可能性があるという恐ろしい文言が含まれていた。 この改定案では未成年者を対象とする条文も追加されており、18歳未満のユーザーは、少なくとも1人の保護者が利用規約の条件に同意しなければならないとしている(これは訴訟が行き詰まっていた要因の1つだった)。 この新しい条文は、Facebookに新たな反発の波を引き起こした。Facebookはずっと、便利なネットワークツールと、あらゆる個人情報を収集する恐ろしいツールとの間の紙一重のところを進んでいる。Facebookが実際には何らかの習慣を変えたわけではないことはどうでもよく(Facebookは自分たちが何をしているかをはっきりさせただけだ)、人々が不満だったのは新たに明記された条文だった。 そのことで思い出されるのは、Instagramの利用規約に、ユーザーの写真を販売したり、広告に使ったりできるようにするという条文が明記されたときのことだ。Facebookの傘下にあるInstagramは後に、ユーザーの反発を受けて謝罪し、その条文を削除した。それが明記されたのは2012年12月のことだったため、2012年のランキングには入らなかった。筆者はこれを2013年のまとめに含めることができてうれしく思っている。
提供: CNET
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