2013年ブラックフライデー商戦、モバイル端末からの売り上げ急増--IBM報告書

CNET News staff  翻訳校正: 編集部2013年12月02日 11時14分

 2013年のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)は、モバイルショッピングが大盛況で、オンライントラフィック全体の39.7%を占めた。これは、前年のブラックフライデーと比べて、何と34%もの増加だ。

 この数字の出典は、2013年の感謝祭の週末を対象とする「IBM Digital Analytics Benchmark」報告書だ。同報告書は、米国の約800の小売ウェブサイトにおける膨大な件数の取引を追跡調査した。

 モバイルガジェットからもたらされた実際の売り上げも堅調で、オンライン売り上げ全体の21.8%を占めた。これは前年比で約43%の増加だ。

 IBMの報告書はブラックフライデーについて、ほかにも以下のような数字やデータを伝えている。

  • 2013年のブラックフライデーは、オンライン売り上げが前年比で18.9%増加し、Eコマースにとって記録的なものとなった。平均注文価格は前年比2.2%増の135.27ドルだった。
  • スマートフォンがオンライントラフィック全体の24.9%を占めた。タブレットは14.2%だった。しかし、実際に購入する段階になるとタブレットを利用するユーザーがスマートフォンを利用するユーザーの約2倍に上った。タブレットがオンライン売り上げ全体に占める割合は14.4%で、スマートフォンの7.2%を上回った。
  • タブレットユーザーの平均注文価格は132.75ドルで、スマートフォンユーザーの115.63ドルより15%多かった。
  • Appleの「iOS」モバイルOSが「Android」を凌駕した。iOSユーザーの平均注文価格は127.92ドルで、Androidユーザーの105.20ドルを上回った。オンライントラフィック全体に占める割合は、iOSが28.2%だったのに対し、Androidは11.4%だった。オンライン売り上げ全体に占める割合は、iOSが18.1%に達したのに対し、Androidは3.5%だった。
  • ソーシャルメディアに目を向けると、Pinterestから誘導された消費者の平均注文価格は92.51ドルで、Facebookから誘導された消費者の52.30ドルより77%多かった。しかし、コンバージョン率も重要だ。Facebookから誘導されたユーザーのコンバージョン率は、Pinterestから誘導されたユーザーより4倍近く高かった。
  • ブラックフライデーがきっかけとなって、人々はバーゲンに関する最新情報を入手できるように小売業者のモバイルアプリをインストールした。感謝祭の祝日とブラックフライデーにおける小売業者アプリの1日当たりの平均インストール件数は、感謝祭週末前の2カ月間より23%多かった。
  • この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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