感謝祭の買い物、タブレットの使用が携帯電話を購入時では上回る

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年11月30日 08時27分

 モバイル端末で実際にお金が使える時代になり、感謝祭の買い物におけるタブレットの使用率が携帯電話の使用率を55%以上上回ったことが分かった。

 IBMが米国にある小売業者800社のECサイトから得たデータによると、サイト閲覧時における携帯電話のトラフィックは、タブレットのトラフィックを上回り、携帯電話のビジット数が26.6%、対するタブレットのビジット数は15.3%となった。一方、購入時についてはタブレットの使用率が携帯電話を83%上回った。タブレットの使用は購入時の16.5%を占めたのに対し、携帯電話は9%だった。

 モバイル時代はもはや目新しいことではない。しかし、IT業界とその顧客は依然として、従来のPCが持っていた機能の多くを備えた携帯電話やタブレットに順応しているところだ。

 IBMによると、モバイル端末はオンライントラフィックの42.6%を占め、前年比で32%増となった。モバイルによる売上高は49%とさらに急伸し、購入額の25.8%を占めた。

 だが、タブレットの機能がさらに充実し、取り外し可能なキーボードを得るようになったことから、これらをPCと区別する境界線はますます曖昧になっている。

 また、IBMのデータによると、「iOS」が「Android」よりも積極的に使用されたという。この傾向は、モバイル端末による行動全般に共通するものだ。

 特に、iOS搭載端末は売り上げの21%を占めたのに対し、Android搭載端末はわずか4.6%だったとIBMは述べている。iOSユーザーは支出額も上回っており、オーダー1件につき122ドルとしたのに対し、Androidユーザーは106ドルだった。

 さらに、iOSはサイトトラフィックでも30%を獲得し、Androidの12%を上回った。

 IBMはまた、オンライン売り上げにつながったトラフィックの誘導をサイトごとも調査を実施した。こちらはFacebookがPinterestを上回る結果となった。Facebookからの誘導は売り上げにつながる可能性が2.8倍高く、また平均的な注文金額もFacebookからの誘導によるものが106ドルで、Pinterestからの注文が103ドルだった。

オンラインショッピングサイトへのトラフィックおよび売り上げにおいてiOSはAndroidを上回っている。
オンラインショッピングサイトへのトラフィックおよび売り上げにおいてiOSはAndroidを上回っている。
提供:IBM

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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