もはやWindows Storeを「アプリ砂漠」と呼ぶのは相応しくないとしても、まだ発展途上のマーケットであることは確かだろう。少なくとも、AppleやGoogle、Amazonのアプリストアを経験していれば、不満を感じるはずだ。
Surface RTには、当時でもすでに1年古いシステムオンチップ (SoC)であった「Tegra 3」が搭載されていたが、Microsoftはタブレットに強力なグラフィックチップが載っていることの魅力を過小評価していた。Surface 2には、より強力なSoCである1.7GHzの「Tegra 4」が搭載されている。
これは、HPが「Slatebook x2」で採用したTegra 4と同じものであり、少なくとも3DMarkの結果はほぼ同じだ。Surface 2は、3DMarkで13068のスコアを記録した。これは第4世代「iPad」(9425)、Nexus 10(8553)を上回るものであり、もちろんSurface RTよりも上だ。このスコアは素晴らしいものであり、タブレットのゲーム性能としては十分だが、新型の「Kindle Fire HDX」(16655)やNVIDIAの「Shield」(16348)には及ばない。「Riptide GP」(初代)は非常にスムーズなフレームレートで実行でき、その表示も1080pで素晴らしいものだった。このタイトルは続編ほど高度なエフェクトは使用していないが、「Surface 2」で滑らかに動作する楽しいゲームだ。残念ながら、同様のゲームは多くない。
Gameloftの「Six-Guns」は、Windows Storeで入手可能なものの中でもっとも負荷が高い一般的な表示のポリゴンゲームだろう。このタイトルはSurface RTよりはずっと滑らかに動作したが、筆者が期待したほどではなかった。Tegra 4をより高速な1.9GHzではなく1.7GHzのものにしたことで、性能が犠牲になっていることがわかる。ただし、読み込み時間はSurface RTに比べ大幅に改善されている。
スワイプによるアプリの切り替えも、画面分割モードへの切り替えもスムーズだ。動画の読み込みは速くなり、再生される画面もシャープで、ブート時間も短くなった。
Internet Explorerのページ読み込みも早くなっている。Gamespot.comの読み込みは、Surface 2では平均10秒だったのに対し、Surface RTでは20秒だった。しかし、iPad、Kindle Fire HDX、Nexus 7に比べると遅かった。
新しくなった1920×1080ピクセルのスクリーンは、シャープで明るく、色調もSurface RTよりも正確だ。並べてみると、Surface RTの画面はやや黄色く見える。
テスト対象 | Microsoft Surface 2 | Microsoft Surface | Apple 第4世代iPad | Google Nexus 10 (2012) |
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最大の明るさ | 315 cd/m2 | 391 cd/m2 | 455 cd/m2 | 368 cd/m2 |
最大黒レベル | 0.24 cd/m2 | 0.27 cd/m2 | 0.49 cd/m2 | 0.44 cd/m2 |
コントラスト比 | 1313:1 | 1448:1 | 939:1 | 836:1 |
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