Windows RT 8.0に付属していたもとのカメラアプリには、必要最小限の機能しかなかったことを考えると、今回このアプリが多少改良されたとしても驚くにはあたらない。しかし、Microsoftの施した改良は非常に大きなものだった。
カメラアプリで画面下部から上にスワイプすると、いくつかの新しいオプションが表示され、これにはタイマーや、写真に含まれる光の量を増減させる露出を設定する機能が含まれる。また、全空間を収めることのできるパノラマ機能もある。これは、「Nexus 10」や「Nexus 7」のものとは異なり、床や天井(あるいは空)からその間にあるすべてのものを含むシーン全体を捉えることができる。
このアプリは、撮影者の頭上や足元を撮影することついては、Googleのタブレットよりも優れているが、筆者の手が安定していないのか、なめらかにつながる一貫したパノラマ写真を作るのは難しかった。アプリにパノラマ写真を作成する手順を教える機能を用意すべきなのかもしれない。筆者は、デジタル版のピカソの絵のような写真しか撮影することができなかった。
また、Microsoftは豊富な写真編集オプションを追加した。その中には、1つの物体だけをシャープにし、ほかをすべてぼかす、選択的に焦点を合わせる便利な機能もある。1枚の写真の中の影の強さを調整する機能もある。
筆者のお気に入りは色を強化する機能で、これを利用すると写真の中の任意の物体の色を選択的に強めることができる。これらの機能は、タブレットのカメラアプリとしては非常に充実したものだ。これらはサムスンの2014年版「GALAXY Note 10.1」のものほどトリッキーではなく便利に感じられるもので、特に写真編集に熱心なユーザーはありがたいはずだ。
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