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マイクロソフトの「Surface 2」レビュー--性能やデザイン、使用感など - (page 7)

Eric Franklin (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2013年11月01日 07時30分
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 新しいカメラで撮影される写真や動画もシャープで、絞り値が低いため、低光量でも詳細まではっきり写る。3.5メガピクセルの前面カメラは、あらゆるタブレットの中で最高のものだ。詳しいところまで捉えたクリアでカラフルな画像を撮影することができる。

 新しくなったスピーカーは、前年モデルのSurface RTのものよりも音量も大きく、音質もクリアで、離れすぎない限りはよい音でBGMを鳴らすことができる。ただし、昨年モデルよりは音量が大きいと言っても、音量でも音のクリアさでもKindle Fire HDXには及ばない。Surface 2のスピーカーには、Amazonの最新タブレットにはないわずかな音のこもりがある。

 画面の輝度を半分にした状態でのバッテリ持続時間は、テスト、動画再生、ウェブ閲覧、スタンバイモードで待機などしながら、丸1日持った。公式バッテリテスト(ローカルに保存したHD版の映画「アヴェンジャー」を機内モードで再生し続ける)では、Surface RTのバッテリ持続時間が9.5時間だったのに対し、Surface 2は11.6時間だった。

結論

 Surface 2は、2012年にSurface RTが経験した際と比べて、さらに競争が激しく混み合った市場で戦うことになる。タブレットは改善され続けており、一般ユーザーは、Windows RTがもともと抱える限界を意識し、それに見合った判断を下している。

 Surface 2は、質の高いデザインやハードウェアを含む、いくつかの長所を持っている。このデバイスは、優れたキーボードと無料のOffice 2013、2年間無料で利用できる200Gバイトの「SkyDrive」のファイル空間、そして1年間有効な無制限のSkype国際通話の権利などのおかげで、もっとも生産性の高いタブレットだと言えるだろう。Xbox MusicアプリとVideoアプリは、どちらも他のタブレットプラットフォームが持つ類似サービスに十分対抗できるものだ。しかし、Windows RTが持つソフトウェアの制約(特に、従来のアプリケーションがサポートされていない点)は、今後も大きな障害になると思われる。

 また、デバイスの品質は高いものの、もっとも安いモデルで449ドルという価格は、かなり高いと言わざるを得ない。特に、349ドルのASUS Transformer Book T100のような、(仕様と、短時間ではあるが実際に筆者が使ってみた経験によれば)より現実的な選択肢があるとなれば、この価格はなおさら高く思える。ちなみに、ASUSのデバイスの価格は、キーボード、32Gバイトのストレージ、そしてフルバージョンのWindows 8.1を含んだものだ。

 Surface 2の場合、Touch Cover、Touch Cover 2、Type Cover 2にそれぞれ80ドル、120ドル、130ドルを別に支払う必要がある。また、Surface 2はハードウェアとしてT100よりも上のクラスだとしても、T100には、従来のWindowsアプリを使用できるタブレットだという利点がある。これは、Surface 2にはできないことだ。

 Windows Storeは、まだ手強い競合相手と互角に戦うだけの力量を備えていない。この1年間で状況は改善されてきたが、それについては競合相手も同様で、特にGoogleとAmazonは充実してきている。また、Appleの「App Store」は、依然としてまったく別格の存在だ。

 Surface 2は、NVIDIAのShieldに似ている。確かに品質が高い製品なのだが、品質が高いソフトウェアがそろうのを待っている状態だ。Windows 8のエコシステムが気に入っている人であれば、このハードウェアの改善は歓迎できるだろう。しかし、現段階ではAmazon、Google、Appleの方が、タブレットをうまく扱っている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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