米CNETは8月、見識ある読者諸氏に対して、Appleの次期「iPhone」に最も搭載してほしい機能を尋ねたところ、さまざまな回答が寄せられた。
今度はわれわれがそれに応える番だ。
「iPhone 5S」の発表日とされる日が間近に迫った今、米CNETは調査結果をまとめ(以下の図を参照。クリックで拡大できる)、さまざまなテクノロジ専門家からの助言を基に、要望の多い一部の機能がほかの機能より理にかなっている理由について説明する。
読者に対する最初の質問は、次期iPhoneの最も望ましい画面サイズだった。最も多かった回答は4.7インチだ。これと同じ画面サイズのデバイスには、新しい「Moto X」やNokiaの「Lumia 625」「HTC One」などがある(ほかにも多数)。
個々の画面サイズの回答はともかくとして、非常に重要な回答結果があった。回答を寄せた読者の79%が現行の「iPhone 5」より大きい画面を望んでいることだ。
4インチの画面を希望する21%の読者以外には残念なお知らせだが、発表が予想されるiPhone新機種の両方(iPhone 5Sと「iPhone 5C」)で、iPhone 5と同じ4インチのディスプレイが採用されることを、非常に多くの兆候が示している。これはNPD DisplaySearchのリサーチディレクターであるShawn Lee氏の見解だ。Lee氏は、Appleが次世代デバイスで従来と「ほぼ」同じディスプレイテクノロジを採用すると予想している。それには解像度やサイズ、インセルタッチテクノロジの利用が含まれるという。またLee氏は、従来と同じLEDバックライトテクノロジが使用されるとも予想している。もしそれが変更された場合は、大幅な省電力化が実現される可能性もある。
ここで1つ補足しておくべきことがある。この質問の最初のバージョンに入力ミスがあったことだ。「ガラス」という選択肢の下に、「iPhone 4/4S」ではなく「iPhone 5と同じ」と書かれていた。そのことが質問の回答結果に影響を及ぼしてしまったのではないかと思う。
とはいえ、ここで重要なのは金属の人気が高いことだ。1万件近い回答のうち、金属が39%を占めている。また、米CNETの読者はプラスチックがあまり好きではないようだ。プラスチックと答えた人の割合はわずか6%だった。
ハイエンドモデルでは不人気だが、プラスチックをもう一度採用すべき理由は数多くある(Appleは「iPhone 3G」と「iPhone 3GS」にプラスチックを使用した)。大量生産、成形、輪郭加工が容易で、ありとあらゆる色に仕上げることができる。さらに、技術面での利点もある。例えばiPhone 5では、無線信号が金属を通り抜けられるようにするため、本体背面に穴を開けなればならなかった。こうしたことは、プラスチック製のiPhoneでは問題にならないだろう。
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