Appleが待望の「iPhone」下取りプログラムを同社直営店で開始した。同社は、米国時間9月10日にイベントを開催して新しい「iPhone」を発表すると広く期待されているが、今回のプログラムは、同イベントに先立って明らかになった。
Appleの広報を担当するAmy Bessette氏は米CNETに対し、iPhone下取りプログラムを米国内のApple直営店限定で30日より開始したと述べた。「iPhoneには大きな価値がある。顧客は、下取りに出したiPhoneに対する支払を受け取り、新しいiPhoneの購入に使用できる予定だ」(Bessette氏)
Bessette氏は、顧客が下取りに出す各種iPhoneに対してAppleが設定している支払額の範囲についてはコメントできないとした。CNBCは、同サービスが顧客に支払うと思われるiPhoneの下取り価格について、新規の契約付きの場合で「iPhone 4」が125ドル、「iPhone 4S」が200ドル、「iPhone 5」が250ドルとの推定額を伝えている。また、匿名情報筋がThe Wall Street Journalに語ったところによると、Appleが顧客への支払いに希望している価格は、大抵において280ドルとなるという。ABCもやはり匿名情報筋の話として、下取り価格は300ドル近くになると報じた。
Appleが数年間にわたってiPhoneのアフターマーケットに直接かかわっていなかったことから、米国では既に他社からこうしたニーズを満たすための下取りオプションが登場している。こうしたオプションによっては、Appleの下取りプログラムで報じられている下取り価格よりもずっと高い価格で買い取るケースもある。新しいiPhoneの発売にあわせて手持ちのiPhoneを手放したいが、全額を払わずに済ませようとするユーザーは、iPhoneの下取りに積極的なその他の業者を見つけている。
Best BuyやTargetといった小売業者も、新しいiPhoneの発売時に下取りオプションを提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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