Googleは先頃、「Google Maps」アプリを刷新したばかりだが、米国時間8月7日、地図上に「関連する」広告を表示する新たなサービスを公開した。広告はアプリ画面の下部に表示され、道案内も含まれる。
Googleは今回の広告について発表するブログ投稿で、新たな表示方法は広告を「ユーザーにとってより魅力的に、かつ広告主にとってより効果的に」するものだと述べている。しかし、アプリ内で、広告対象外の場所やナビゲーション情報と同じ位置に広告を掲載することで、ユーザーに不都合が生じることは想像に難くない。こうしたMapsの変更は議論を呼んでおり、「Google Maps 7」に対する嫌悪感を表明するユーザー向けのFacebookグループが開設されたほどだ。
広告は検索を実行すると表示され、タイトル、テキスト、道案内へのリンクが含まれる。広告をタップすると見たい情報の画面が開くが、上方向にスワイプすると意図しない広告が多数表示される可能性がある。
広告を購入する企業は、アプリユーザーが「get location details(場所の詳細を表示)」、「get directions(道案内)」、Mapsから直接その店舗に電話するための「click-to-call(クリックして通話)」、または広告タイトルをタップした場合に、ペイドクリックに対する料金が課金される。
Mapsユーザーとしては、広告で宣伝された店舗の情報を後ほど参照するために保存する、友人と共有する、もしくは、その店舗への道順を得るために広告を利用できる。これらサービスは、広告主には課金されない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」