世界中の人々がモバイル端末にますます頼るようになる中で、アプリ市場は成長を続けている。市場調査会社Canalysの新たな調査結果によると、2013年第1四半期、上位4つのアプリストアからのダウンロード数が、全世界で134億件に達したという。この数は、2012年第4四半期の全ダウンロード数より11%増加している。
Canalysの分析担当チーフアナリストのAdam Daum氏は、声明で次のように述べている。「アプリは、消費者によるモバイル端末の使い方や、消費者のスマートフォンやタブレットに対する評価、期待に大きな影響を与えてきた。アプリはいまや、消費者がコンテンツや接続されたサービスとどのようにかかわるかという点や、消費者にとって重要であるアプリ対応機能を使って、端末をどうカスタマイズするかという点において、重要になっている」
Appleの「App Store」や、「Google Play」「Windows Phone Store」「BlackBerry World」は世界で最も利用されている上位4つのアプリストアで、第1四半期のアプリダウンロードによる売上高は合計22億ドルとなり、前四半期から9%増加した。AppleのApp Storeの売上高が最も多く、約74%の市場シェアを占めた。
Google Playは、売上高ではApp Storeより少ないものの、ダウンロード数は最多であり、4つのストアの合計数の約51%を占めた。Appleはダウンロード数では、わずかな差で2位となった。
各社がアプリで大きな金額を稼いでいる一方で、Canalysの2012年12月のレポートでは、実際に大きな利益を上げている開発元はごくわずかであることが明らかになっている。11月には、Rovio、Zynga、Electronic Arts、Disneyを含むわずか25の開発元が、モバイルアプリの売上高全体の半分を稼ぎ出している。これらの企業は米国で、有料ダウンロードとアプリ内購入から計6000万ドルを売り上げた。これ以外のすべての開発元が、残る6000万ドルを売り上げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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