アップル、第4四半期のスマート接続機器出荷台数でサムスン追い上げ--IDC調査

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2013年03月27日 11時35分

 デスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、タブレットを合わせた「スマートコネクテッドデバイス」の出荷台数で、Appleがサムスン電子に追いつきつつある。

 IDCによる調査で、2012年第4四半期にサムスンがスマートコネクテッドデバイス市場の21.2%を獲得して首位を維持し、2位のAppleは20.3%と僅差で続いた。

 Appleは自社製品への高めの価格設定により、売り上げではすでにサムスンに勝っている。Appleが同市場の総売上高の30.7%を獲得したのに対し、サムスンのシェアは20.4%だった。

 スマートコネクテッドデバイス業界は、タブレットの出荷台数が前年比で78.4%増加したのが原動力となって、2012年に30%近く成長した。タブレットの出荷総数は同年1億2800万台を突破した。IDCはタブレット事業に高い期待を寄せており、タブレットの出荷台数が2013年にデスクトップPCを上回り、2014年にはノートPCを上回ると見込んでいる。2013年には、デスクトップPCが前年比で4.3%減少し、ノートPCはほぼ横ばいになるのに対し、タブレットは48.7%増加すると予想されている。成長ペースが鈍化しつつあるスマートフォン事業は、2013年に前年比27.2%増加するとみられている。

 成長の大部分を占めるのは新興市場だ。新興市場は全体で2012年に前年比41.3%成長したが、これを牽引したのはタブレットの111.3%成長だった。一方の比較的成熟した市場では、デスクトップPCの出荷台数減少に伴って成長が減速しており、この傾向は2013年も続くと予想されている。


IDCは、スマートコネクテッドデバイス市場の変化を出荷台数と市場シェアの観点から予測している(単位:百万)。
提供:IDC

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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