小型で低価格のタブレットは予想どおり販売が好調で、2013年は出荷台数が増加するだろうとIDCが新たなレポートで報じた。
調査会社のIDCは、全世界のタブレット出荷数は2013年に1億9090万台まで上昇すると予測している。前回の予測は1億7240万台であった。同社はまた、2013年から2016年までの出荷数の平均上昇率は11%になり、2017年末までに出荷数が3億5000万台を上回るものとみている。
IDCのアナリストJitesh Ubrani氏は声明の中で、「この4半期に出荷されたタブレットの2台に1台は、8インチ(約20cm)未満の画面サイズであった」と述べた。「また出荷数に関しては、2013年以降も小型タブレットが引き続き上昇すると予想している。利用者は、日常の使用では大型タブレットよりも小型タブレットの方が便利なことが多いと思っており、ベンダーはこの分野での競争を加速させつつある」(同氏)
「Android」タブレットの市場シェアは2013年が最高で48.8%になると予想され、その後4年間で46%まで下降するものとみられる。しかし、それでもGoogleのモバイルOSはタブレット分野で首位を維持するだろう。
Appleの「iOS」のシェアは、2012年の51%から2013年は46%に下降すると予想され、2017年には43.5%まで落ち込むものとみられる。
では、AndroidとiOSが失う市場シェアをどのOSが獲得するのだろうか。それは「Windows」になるだろう。
IDCの予測によると、「Windows 8」タブレットは2017年にタブレット市場の7.4%を占める可能性があるという。これは、2013年の2.8%や2012年のわずか1%からの上昇となる。
「Windows RT」タブレットも上昇が予測され、2013年の市場シェア1.9%から、2017年には市場シェアが2.7%となるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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