ここでも、メモのタイピングの基本は変わっていないものの、インターフェースはMac向けに修正・強化されている。また、リッチテキストの使用、箇条書きリストや番号付きリストの作成、メモの検索、写真の追加が行えるようになった。リンクの追加機能も予定されているが、本記事執筆時点ではこの機能は利用できなかった。メモを電子メールやiMessageで送信する共有アプリがあるのに加え、メモをデスクトップに貼り付けて常に見えるようにしておくこともできる。また、iMessageやリマインダーと同じように、すべてのメモのリストをアプリの左側に表示することや、iCloudアカウントでリンクされているすべてのデバイスに内容をプッシュすることもできる。
Appleは、iOS 5で通知センターを導入し、大きな一歩を踏み出した。Androidファンも指摘するように、プルダウンメニューには特に新規性はないが、ユーザー体験を大きく向上させていることは事実だ。Appleは、Mountain Lionでこの機能をMacにも導入し、さらに少し改善を加えている。
まず、「システム環境設定」メニューで通知の設定を行う。この機能は幅広いアプリで利用可能で、これには電子メール、iMessage、FaceTimeの不在着信、Twitterの@ツイートおよびダイレクトメッセージ、イベントリマインダー、カレンダーへの招待などが含まれるが、この機能を使用するアプリは選択可能だ。通知や警告が届いた場合、画面右上の角に表示される。通知は5秒後に消えるが、警告はユーザーが消すまで画面上に残る。
通知センター全体にアクセスするには、トラックパッド上で二本指を右端から水平にスライドさせる。これで、画面右側に完全な通知リストが表示される。各アプリからは最新の5つの通知しか表示されず(この数は設定で小さくすることもできる)、右側にあるボックスをクリックすれば通知を消去できる(iOSの操作と似ている)。通知センターには、Macのどこからでもアクセスできる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)