Appleの「iCloud」サービスに登録するユーザーが1億人を超えた。同社最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏が米国時間2月14日に明らかにした。
Cook氏は、Goldman Sachsがサンフランシスコで開催の年次イベントTechnology and Internet Conferenceで講演し、iCloudについて次の10年間に向けたAppleの戦略の一部と表現し、1億人以上が利用していることを明らかにした。
Cook氏は、「iCloudに関して時間を10~12年ほど戻せば、MacまたはPCを生活におけるハブにするというAppleの戦略をSteve(Jobs氏)が発表している(中略)PCとMacは収納場所であるという考え方だった」と述べた。「iCloudは、その考えを覆す。過去2~3年において人々が複数のデバイスに依存しているという認識に至っている」
Cook氏はさらに、iCloudについて、Appleの音声アシスタント「Siri」同様に、「2~3年」の寿命しかない製品ではなく、次の10年に向けた同社の戦略にある製品であることを加えた。
Cook氏は「ともに重要な分野にある」と述べ、「今後1年のうちに特別な意味を放つ製品ではない。皆さんが自分の孫に重大な節目であったと後になって語る製品だ」と続けた。
Cook氏は1月、Appleの第1四半期決算の電話会議において、10月に登場したiCloudの登録者数が8400万人であり、ユーザーからの反応が「驚くべきもの」であることを述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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