アップルの次期OS X「Mountain Lion」開発者向けプレビュー版--注目の新機能を解説 - (page 3)

Kent German (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 石橋啓一郎2012年03月01日 07時45分

Twitterの統合

 確かに、Twitterを使っていない人は興味が持てないかも知れないが、この機能はAppleがMountain Lionでアプリ間連携を目指していることをよく示している。iOS同様、Twitterアカウントが統合されていれば、さまざまなアプリから直接ツイートできるようになっている。われわれはこの機能をPhoto BoothとSafariから使ってみたが、Quick Lookやプレビューからも利用可能だ。ユーザー体験はシームレスで、iOSの場合と同じように動作した。


サポート対象アプリからは、アプリの切り替えなしでツイートできる。インターフェースは、iOSのTwitter統合に似ている。(提供:Kent German/CNETによるスクリーンショット)

 位置情報を追加したり、Twitterの友人リストを連絡先アプリのプロフィールに統合することもできる。Mac App StoreへのTwitter統合は今後導入される予定で、この機能が導入されれば、App Storeから直接アプリへのリンクをツイートできるようになる。

iCloudの統合

 iCloudの導入以降、初めてリリースされるMac OSであるMountain Lionでは、クラウドベースの機能を利用できるようになり、重要な情報をすべてのデバイスで最新の状態に保てるようになる。前述の通り、Mac上で作成されたメモ、リマインダー、およびiMessageは、他のデバイスと同期される。逆に、iPadやiPhoneなどのモバイルデバイス上でこれらのアプリを開始した場合、その内容はMacにも送られる。

 われわれが使用した開発者向けバージョンでは、iCloudの2つの機能が利用できなかったが、Appleはこれらの機能も近々導入されるとしている。1つめの機能は、iPhone、iPad、Macで同じiCloudの文書を閲覧、作成、編集する機能だ。もう1つの機能はDocument Libraryで、この機能と同時にDocuments in the Cloudをサポートするアプリも導入される。この機能を使うと、作成された場所にかかわらず最新の文書にアクセスできるだけでなく、iOS上でフォルダを作成するのと同じ方法(文書を他の文書の上にドラッグアンドドロップする)で文書フォルダを作成できるようになる。また、Document Libraryには「共有」ボタンが付いており、Mail、Message、AirDropを使って簡単に文書を送信できる。

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