セキュリティを意識しているユーザーにとっては(真面目な話、全員がそうあるべきだ)、このデベロッパーIDは保護の強化に向けためざましい一歩だ。自社のストアでアプリを選別するのも1つの方法だが、それ以外の場所で提供されているソフトウェアを追跡する機能を追加することは、まったく別のことだ。さらにこれは、Appleのどの競合他社も踏み出していない一歩だ。もちろん、開発会社がAppleのプログラムを離脱した後でもIDを追跡できるのかなど、明白な懸念もいくつかある。Appleはこの質問にまだ答えていないが、最終リリースまでにはより多くの情報が得られるものとわれわれは考えている。
AppleはOS Xをアップグレードする、新たな「猫科の動物」を発表した。これが、単なるバグ修正やインターフェースの工夫以上のものであることは、よく知られている。Mountain Lionでも同様だ。機能の多くはどこかで聞いたことがあるもので、特筆すべきものとは言えないが(ただし、Gatekeeperは明らかにその例外だ)、今回のアップグレードはユーザー体験を大きく変えるものになる。Mountain Lionでは、iOSの機能をデスクトップに導入し、インターフェースを統合し、データを複数のデバイスにプッシュすることで、MacとAppleのモバイルデバイスの間の結びつきを強くしている。CNETのScott Stein記者は、それこそわれわれが長年必要としてきたことだと述べている。
Mountain Lionの最終的な評価は、最終版を入手するまで差し控えたい。しかし、この初期プレビュー版でさえ、Appleの意図がどういったものかは明白だ。確かに、手直しして欲しいところはいくつかあるものの、これは正しい方向に向かっている。さらに素晴らしいのは、Appleはそれを成し遂げそうに見えることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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