グーグル幹部、アップルやMSらの特許訴訟攻撃を批判 - (page 2)

Jay Greene (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年08月04日 11時34分

 Drummond氏は投稿の冒頭で、AppleとMicrosoftが仲間になっていることの奇妙さを指摘した。

 「わたしは20年以上にわたってテクノロジ部門に携わってきた。MicrosoftとAppleは常にいがみ合ってきたので、両社が手を結んだときは、何が起きているのか注視する必要がある」(Drummond氏)

 同氏は各社がNortel特許取得のために手を結んでいることを、Androidへの直接的な攻撃と見なしている。Androidは短期間で「iPhone」と「Windows Phone」およびその前身の「Windows Mobile」搭載携帯電話を抜き去り、米国で最もよく売れているスマートフォンOSになった。さらに同氏は、スマートフォンが「非常に疑わしい」特許クレームの対象になる可能性があり、それが「税金」のようにデバイスにのしかかるかもしれないと述べた。

 「新しい機能やデバイスを開発して競争する代わりに、彼らは訴訟を通して戦いを挑んでいる」(Drummond氏)

 もちろん、それは特許訴訟で訴えられた側がよく唱える主張である。特許侵害を認める代わりに、原告側が法廷で革新を阻害しようとしていると非難する手法だ。

 自社を特許訴訟から守るためなら、同じような戦術を取ることをGoogleだっていとわないことは明らかだ。同社もNortel特許に入札している。また自社の無線特許ポートフォリオを揃えるために、無線技術企業InterDigitalの買収を検討しているという噂もある。

 Drummond氏は、「自社の特許ポートフォリを強化してAndroidに対する反競争的な脅威を減らすため、他の方法も模索している」と述べている。ただし、具体的な企業名を挙げることは避けている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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