3.Internet ExplorerがMacのデフォルトブラウザになる。
1997年に結ばれた契約の一環として、AppleはMicrosoftのInternet Explorer(IE)をMacの標準ウェブブラウザにした。当時、Microsoftはウェブブラウザの覇権争いでNetscapeと激しい戦いを繰り広げていた。忘れ去られがちなことであるが、「Internet Explorer 3.0 for Mac」は当時における優秀なソフトウェアであった。というのも、数多くのMicrosoft技術者がIEの開発に従事していたためである。その後、Microsoftがブラウザ戦争に勝利し、競合への関心を失った結果、IEは動作が遅く、大量のリソースを消費し、バグが多いという評判を生み出すことになってしまった。しかしながら、1997年の時点でMac向けの優れたウェブブラウザが2つ(Mosaicを入れれば3つ)提供されていたという状況は、「iMac」の発売を直前に控えており、数多くのコンシューマーがインターネットに接続するためのコンピュータを新たに手に入れようとしていたということを考えれば特に、好ましかったと言えるだろう。
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