8.AppleがWindows版のSafariを提供する。
Steve Jobs氏はかつて、AppleによるWindows向けソフトウェアの開発を「地獄にいる人々に一杯の冷水を提供する」ようなものだと述べたことがある。この発言から数週間後、AppleはWindows版のSafariブラウザをリリースした。Safariは人気を博することなく、Windows向けのアプリケーションとして大きな市場シェアを獲得するには至っていないものの、あっさりしたUIや迅速な起動を好む人々に対するニッチな製品という地位を獲得している。またSafariは、Appleが中心になって開発しているWebKitというオープンソースプロジェクトの代表的な成果ともなっている。WebKitとはAppleが既存のテクノロジを元にして改良を加えたブラウザ向けのレンダリングエンジンであり、オープンソースプロジェクトとして開発が進められているため、GoogleやNokia、Palm、BlackBerryなどにおいても採用されている。
提供:Apple