Capgeminiは、世界6カ国で消費者を対象とする自動運転車に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。それによると、「1年後の時点で通常の自動車よりも自動運転車に乗りたい」と答えた人は25%にとどまる。ただし、「2024年には自動運転車の方が好ましい移動手段になる」と考える人は52%いた。
自動運転車でどんなメリットが得られると思うか質問したところ、「燃料効率の向上」(73%)、「温暖化ガス排出の削減」(71%)、「時間の節約」(50%)という回答が多かった。
自動運転中の車内で過ごす時間を何に使うかについては、63%が友人や家族に関する最新情報を得たり、メッセージや電話をかけたりといった社会的な活動に使うと答えた。また、ニュース確認や音楽、映画、テレビ、読書、ゲームといった活動を57%が、ITツールから離れるデジタルデトックスや睡眠などを48%が、軽いエクササイズや瞑想(めいそう)などを24%が選んだ。
自動運転機能の搭載された自動車購入に追加費用が必要だとして、どの程度の支払いを許容するか尋ねたところ、1%から20%の追加を受け入れると答えた人が56%いた。追加率0%は25%が、21%から40%は17%が、40%超は2%が受け入れられるという。
自動運転に対する意識が肯定的なのか否定的なのか調べると、中国は肯定的が53%、否定的が12%といった具合で、ほかの国に比べ前向きに受け止めている人の割合が高い。6カ国平均では、40%が肯定的、27%が否定的に考えていた。
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