テスラ、競合Zooxへの情報提供の疑いで元従業員4人を提訴

Kyle Hyatt (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年03月22日 11時42分

 Teslaがまたも訴訟問題を抱えている。今度は、ロジスティクス関連の機密情報をめぐる訴訟だ。Business Insiderの報道によると、Teslaは複数の従業員がこれらの情報を盗み出し、その後同社を退社して、自動運転車を手がける新興企業Zooxに入社したと主張しているという。

 Teslaは米国時間3月20日にサンフランシスコの米連邦地方裁判所に提出した訴状の中で、4人の元従業員(Scott Turner、Sydney Cooper、Christian Dement、Craig Emighの各氏)が機密データを盗み出して競合企業に渡したほか、Teslaの他の従業員を引き抜くことで、雇用条件に違反したと主張している。

 Zooxには現在、100人もの元Tesla従業員が社員として在籍しており、訴状では、ZooxがこれらのTesla従業員を積極的に勧誘したほか、Teslaの知的財産をそれと知りつつ受け取ったとされている。

 裁判所への提出書類によると、Turner氏はTeslaの多くのドキュメントを何度も個人のメールアドレスに転送していたほか、Dement氏も同様のことをしたという。また訴状によると、Emigh氏は、Teslaのドキュメントを(ロゴをZooxのものに替えて)使い回したファイルをCooper氏にメールしようとしたところ、誤ってCooper氏のTesla時代の古いメールアドレスに送信したという。

 Zooxは現時点において、カリフォルニア州交通局から初めて自動運転車で一般の乗客を運ぶ許可を得た会社として最もよく知られているだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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