Googleが今後数週間のうちに、「Chrome」用のネイティブの広告ブロッカーを導入する計画であるという。The Wall Street Journal(WSJ)が、事情をよく知る複数の情報筋の話として報じた。モバイル版とデスクトップ版の両方にこの機能が提供されるという。
この機能は、業界団体Coalition for Better Adsが不適切であると判定した広告コンテンツをブロック対象とすると報じられている。Googleは2016年、Coalition for Better Adsの設立に参加している。
Googleの広報担当者は「うわさや憶測にはコメントしない」と述べたが、「Coalition for Better Adsや業界各社と密接に協力して、Googleや同団体のメンバーがBetter Ads Standardsに対応できるようにするさまざまな方法を検討している」と述べた。
Googleは2016年に広告ブロック機能を開発しないとしていたが、今回の報道が事実であればこの発言を撤回することになる。Chromeエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるDarin Fisher氏はこの時、「パブリッシャーと広告主が適切に広告を掲載すれば、それはユーザーとエコシステムにとって素晴らしいものになる」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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