広告をブロックできることで人気のブラウザ拡張機能「Adblock Plus」を開発するEyeoが、マイクロペイメント(少額決済)システムを手がけるFlattrを買収した。ただし、買収の詳細条件は明らかにされていない。
両社は2016年に提携し、Flattrの新バージョンの開発に取り組んでいた。Eyeoは今回の買収について、Adblock Plusのブログで「インターネットをすべての人にとって安全でフェアなものにするという両社の目的を果たすには、完全に一体となる方がはるかにうまくいく」と述べている。
Adblock Plusは1億人を超えるアクティブユーザーを抱え、オンライン広告市場でその勢力を拡大中だ。Eyeoは以前から、一部の控えめな広告についてはブロックを回避できる「Acceptable Ads」機能の開発に取り組んでいる。だが当然ながら、同社の取り組みは、収益を広告に頼っているコンテンツプロバイダーとのあつれきを生み出している。
一方のFlattrは、「コンテンツを利用するための誰にとってもフェアな新しい決済手段」を開発している企業だと、前述のブログで紹介されている。同社の決済システムでは、ユーザーが月額予算を設定すると、利用したコンテンツに自動的に配分される仕組みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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