焦点がぶれている
「的を絞るときに大切なのは、『ノー』と言うことだ」(Steve Jobs氏)
iPhoneの出発点になったのは、スマートフォンを再発明するデバイスというシンプルなアイデアだった。購入時に検討するのは、ストレージ容量を4Gバイト、8Gバイト、16Gバイトのどれにするかだけ。それでiPhoneユーザーになれたのだ。
それから10年たった今、本体のサイズや色など、選択肢があまりにも増えてしまった。
同じように焦点が絞られていない例は、「Mac」にも見られる。たとえば、Appleのノートブックを買おうと思ったらまず、「MacBook」「MacBook Air」「MacBook Pro」のどれにするかを決めなければならない(誰かMacBookとMacBook Airの違いを簡単に説明してくれないだろうか)。その次には、各種システム仕様の選択が待っている。
「iPad」でも状況は同じだ。デバイスの種類は多いが、それぞれの違いはよくわからない。
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