「魔法のようなワイヤレス」は本当か--「AirPods」レビュー

 2016年12月、アップルのワイヤレスヘッドホン「AirPods」(エアポッズ)が発売された。

 Appleの新製品ということだけでなく、Appleにしてはめずらしく当初10月下旬に予定していた発売が1カ月遅れたこと、販売直後から出荷日があっという間に6週間になり話題となった。しかし、12月の出荷開始から2カ月近くを過ぎても、まだオンラインのApple Storeでは「出荷日6週間」(2月13日現在)のままという人気ぶりだ。

 今回は、約2カ月ほど実際に使った印象をお伝えしたい。


小さく持ち運びがしやすい「AirPods」

 ヘッドホンジャックのないiPhone 7シリーズとともに発表されたAirPodsは、Appleが設計した超低電力の「W1チップ」を搭載する充電ケース付きのワイヤレスヘッドホンだ。価格は1万6800円(税別)。1回の充電で5時間再生でき、付属の充電ケースで15分充電すると3時間再生。トータルでは24時間以上持つとしている。国内旅行で新幹線や飛行機などの移動も含め3~4時間連続で使用したことはあるが問題なく、いまのところ日常で不自由を感じたことはない。

 なお、飛行機ではフライト中もBluetooth機器を利用できることがあり、航空会社や飛行機の機材によって異なる。詳細は(JAL/ANA)が参考になるだろう。

Windows PCでも接続できた
Windows PCでも接続できた

 AirPodsは左右各4g。充電ケース単体は38gで、トータル46gになる。丸みのある白いケースは見た目も美しく、かさばらないのでどんなシーンでも持ち歩きやすい。セットアップは簡単で、接続したいiPhoneのそばでAirpodsのケースを開くと「接続」の文字が出てくる。それをタップするだけだ。詳細は別途記事で紹介している。

 Bluetooth対応機器なので、単に音を聞くだけならばWindows PCでも使えた。しかしやはり機能が限定されるので、基本的にはiPhone向けといって差し支えないだろう。

左右各4g、重さはそれほど感じない
左右各4g、重さはそれほど感じない

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